「副業元年」といわれている2018年。
きっかけは、1月に厚生労働省がモデル就業規則を改定し、「労働者は勤務時間外において他の会社等の業務に従事することが出来る」としたことです。
今までの「許可なく他の会社の業務に従事しない」とは真逆の内容となっており、政府として完全に副業促進の方向に舵をきったといえます。
一昔前の終身雇用制が崩れ、一企業が給与を年功序列式に増加させるということが難しくなるにおいて、社員が外で働くことを容認せざるを得ないというのが本当のところといえます。
副業への関心が高まっている今、副業をする上で気になることとはいったいなんでしょうか。
副業に望む条件
- リスクが少ない
- 低資金ではじめることが出来る
- 本業を圧迫するような働き方はしたくない
- 好きなことをしたい
- 本業に活かされるようなことであれば尚良い
副業の実情
※2018年5月に「エン・ジャパン」が実施した副業についてのアンケートによる。
- 副業に興味がある理由・・・収入のため(83%)
- 副業経験者・・・32%
- 副業に費やす時間・・・週に5時間未満
- 副業が解禁されている会社・・・13%
禁止されている会社・・・55% - 副業における月収入・・・1-5万円未満
- 副業を実現するために必要なスキル・・時間管理
(その中の6割が接客系のアルバイトを経験)
副業の理想と現実
副業の調査結果から、「収入のため」や、「時間管理の必要性」等、現実的な側面が前面に現れてきていることがわかります。
「好きなことをする」や、「低リスク」等、副業において理想とする働き方をすることはなかなかハードルが高いともいえるでしょう。
副業として結婚相談所を開業する
【美容室経営Aさん】
私は大阪に住んでおり、美容室を営んでおります。日々接客対応する中で、自然とお客様の恋愛相談に乗ることが多く、皆が口をそろえていうのは、「出会いがない!」ということでした。
お客様の層としてはやはり女性が多く、どうにかこの方たちに直接誰かを紹介できないかと思っているときに、TMS(全国結婚相談事業者連盟)の広告を見ました。
結婚相談所をまとめている連盟が存在し、結婚相談所同士で会員様を共有できることを知り、「これだ!」と思いました。
でも自分に出来るのかな?という不安な思いはあったのですが、充実した研修等をうけていくうちに、結婚相談所業のことを理解していくことが出来ました。
お客様に会員様になって頂き、少しずつお見合いを組んでいく中で、「あぁなんてやりがいのある仕事なんだろう」と実感できるようになりました。
最も良かったことは、時間管理がしやすいということです。
基本的にはシステム上でお見合い調整等も完了するので、空き時間にお客様とのメッセージ交換等をすることができます。
お見合いはたいてい土日で組むことが多いのですが、実働時間はほんのわずかなので、そこまで不都合を感じることはありませんでした。
どうしても行けないときなどは、お相手の仲人様におまかせすることも出来るで助かりました。
一組の成婚をきっかけに口コミが広がり、それ目当てでご来店される方も出てきて、今では本職よりも忙しくなってきています・・・!
嬉しい誤算として、会員様にプロフィール写真を撮るときや、お見合いのときに、ポイントヘアメイクなどをしてあげているので、美容室としての売り上げもアップしています。
本業:接客業×副業:結婚相談所
Aさんのように、もともと接客業をしており、その延長として結婚相談所を開業される方が増えています。
その最大のメリットは、広告費用を使わずに集客ができるということです。
結婚相談所を開業して最も頭を悩ませるポイントが「いかにして会員様を増やすか」という点ですので、相談相手に自然な形でなることのできる接客業とは、本当に相性がよいといえます。
また、その多くは、本業にも相互に作用し、良い影響を及ぼしあっています。設備面としても大変有利です。
お店をしている場合は、新たに事務所などを設けずとも、その場所をカウンセリングブースとして活用することが可能です。
まとめ
接客業と結婚相談所開業の相性は抜群です。
少ない会員様からはじめても、結婚相談所連盟に加盟すれば、多くのお見合い相手を検索することが出来ます。
TMS(全国結婚相談事業者連盟)なら、研修制度も整っており、初めての方でも安心して開業いただけます。