2025年1月に実施しました、結婚相談所先輩オーナーセミナーのレポートです。
男性オーナーで事業を軌道にのせていらっしゃる、結婚相談所マダカナ 間 大輔 先生に登壇頂き、結婚相談所開業の裏側を語っていただきました。当日ご参加いただいた開業検討中の方からのご質問への回答もあわせて、抜粋した情報をご紹介します！
目次
結婚相談所 開業のきっかけと経緯
10年前、間先生が横浜で結婚相談所を開業した理由は、営業職の経験を活かしながら、人々の幸せに寄り添う仕事をしたいという思いからでした。40代半ばまで営業職を続けていた間先生は、副業として男性向け恋愛塾を開いたことをきっかけに、結婚相談所のビジネスに興味を持ちました。その後、勤務先で副業の制限があり、独立を決断。再婚し、家庭を支える責任感の中での開業は、背水の陣でしたとのこと。
開業当初の資金は限られており、最初の1年間は貯金を切り崩しながら運営。生活を支えるために副業も並行していました。このような厳しいスタートを経て現在、間先生の結婚相談所は地域を代表する存在へと成長されました。
結婚相談所差別化で工夫したポイントとは？
間先生は、競合調査を徹底的に行い、料金体系やサービスの提供方法を工夫しました。当時の結婚相談所の競合会社が指摘されていた課題として、応答が遅い、料金が高いといった問題がありました。これを解消するため、以下のような取り組みを行いました：
料金体系の工夫：高額な料金体系ではなく、顧客が始めやすいリーズナブルな設定。
即時対応の徹底：LINEを活用した迅速な問い合わせ対応を導入。
また、間先生が男性であることや、横浜という土地で運営すること自体も大きな差別化ポイントとなりました。当時、結婚相談所の運営者は年配の女性が多く、男性の存在は珍しかったとのことです。
集客の工夫ポイントや成功の秘訣とは？
間先生はウェブ集客を重視し、特に以下の取り組みに力を入れました。
・ブログ記事の毎日更新：開業初期の3年間は、毎日ブログを更新。これによりGoogle検索での露出を増やし、集客につなげました。
・口コミの活用：Google口コミを積極的に集め、実績や評判を可視化。
現在、ウェブからの集客が全体の8割を占めています。インスタグラムやフェイスブックの活用も行い、それぞれの媒体で異なる年齢層や属性の顧客にアプローチしています。
会員サポートのポイントとこだわりとは？
結婚相談所の運営において、最も重要なことは会員との密なコミュニケーションとサポートです。間先生は、以下を大切にしています：
お見合いの推奨：出会いを増やすために、毎月の目標を設定し、会員の活動を促進。
会員を放置しない：頻繁に連絡を取り合い、困ったことがあれば即対応。
このような手厚いサポートにより、会員の交際率や成婚率が高い結果につながっています。
結婚相談所ビジネスの魅力とやりがい
間先生が感じるこのビジネスの魅力は、何よりも会員が幸せな結婚を実現する瞬間に立ち会えることです。特に、苦労して婚活を続けていた会員が成婚に至った際の達成感は格別です。また、コストを抑えた運営が可能で、リスクが低い点もこのビジネスの魅力です。
TMSについては、間先生より、TMSのサポート体制について以下のようにいただきました。
コストの透明性：登録費用が固定されており、ランニングコストを抑えやすい。
迅速な対応：問い合わせへの素早い対応や、結婚相談所運営者目線でのシステム設計。
参加者の方からの質問と回答
Q. ウェブ集客の中で最も効果的な方法は何ですか？
A. 現在最も効果的なのはGoogle口コミです。問い合わせの多くは、口コミを見て「評判が良いから」と来店される方が多いです。
Q. 口コミを増やすための工夫は？
A. 成婚退会された方に対し、良ければ口コミをお願いしています。結婚相談所の口コミは書くのをためらう方も多いですが、関係性があるため協力してくれる方が増えています。
Q. ウェブ集客方法によって、顧客の属性に違いはありますか？
A. インスタグラムは20～30代前半の女性、フェイスブックは40～50代の方が多いです。成功率が最も高いのは、ホームページ経由の問い合わせです。
Q. 遠方の顧客も対応可能ですか？
A. 可能です。最遠では海外のお客様も成婚されています。基本はZoomや電話を活用し、直接会うことが難しい場合でも対応できます。
Q. 結婚相談所のシステムはマッチングアプリとどう違いますか？
A. マッチングアプリと似た部分はありますが、登録者全員が「結婚を前提」としている点が大きな違いです。
Q. TMSのメリット・デメリットは？
A. メリットはコストの透明性と迅速な対応。デメリットはシステムが少し重いことですが、現在改善が進められています。
これから開業を目指す方へメッセージ
“このビジネスはリスクが少なく、やりがいも大きいです。どんな場所でも、自分なりの差別化を考え、会員に寄り添った運営を心がければ成功できる可能性があります。まずは一歩踏み出してみてください。”
