晩婚化に伴う結婚相談所の増加
結婚相手をさがすのに、結婚相談所を利用する方が増え続けています。
ブライダル総研の婚活実態調査によると、
2017年、婚活サービスを利用して結婚した人の割合は38.1%にまで達し、この後も増え続けることが予測されています。
晩婚化に伴う個人の価値観の多様化からか、通常の生活の中で、自分の思う人に出会うことが難しくなっているということかもしれません。
それに伴い結婚相談所自体の数も右肩上がりに伸びており、結婚相談所そのものの開業を試みる方も多くなっています。
未経験からの方が約9割といわれる中で、具体的にどのような料金設定をすればよいのか、疑問にお答えしていきたいと思います。
結婚相談所に入会するにはいくら掛かるの?
結婚相談所の費用
主な料金の項目は、以下のとおりです。
- 入会料
- 登録料
- 月会費
- お見合い料
- 成婚料
一つずつ説明していきます。
入会金
入会金とは、結婚相談所に入会する際に頂戴するお金です。
結婚が決定するまでのサポート費として設定し、
相場は3万円~10万円です。
入会金無料として入会のハードルを下げることもよく見られますが、会員の質の低下につながってしまう可能性があります。
反対に、高すぎるとサポートへの期待が高まりすぎてクレームにつながりやすくなるので、自身の婚活アドバイザーとしての経験値に合わせて金額を設定するのがよいでしょう。
登録費
プロフィールを作成し、登録するための費用で、
相場は1万円~3万円くらいです。
入会金と合わせて初期費用として設定している相談所もあります。
個人事業主として結婚相談所を開業する場合、その多くは結婚相談所連盟に登録し、その連盟に加盟している結婚相談所間で会員様を紹介しあうという形をとります。
その連盟への登録料と、登録作業に対して会員様から登録費を頂戴します。
紹介プロフィールの書き方一つでお申し込みの数がぐっと変わってくるので、プロとしての腕が発揮される部分です。その方の良さが最大限感じられるような工夫が必要となります。
月会費
結婚相談所のシステムやサービスを利用いただくために頂戴する費用です。
加盟している連盟システムでの検索や紹介、またパーティー・研修を利用いただくための料金です。
相場は5千円~2万円くらいが多いです。
無理なく続けて頂ける金額設定にするとよいでしょう。
お見合い料
お見合いが決定した際に頂戴する費用です。紹介に加え、場所や時間の設定・調整をするのにかかる手間賃も含みます。また、お見合い当日に向けた、会員様の身だしなみや、心のケア、うまくいくためのアドバイスなど、内外両面からサポートしていくためのサポート手当です。
相場はお見合い1回につき5千円~1万円くらいですが、
積極的に活動いただくために、お見合い料無料という設定をしている相談所様もあります。
成婚料
晴れて結婚が決まった際に成功報酬として頂戴するのが、成婚料です。
成婚の基準は、相談所によって違っており、同棲・宿泊を含めた旅行・両親への挨拶などを成婚として認識する相談所もあります。主として、成婚退会をしたタイミングをさすことが一般的です。
成婚料の目安は、10万円~30万円くらいですが、
大手結婚相談所等の場合は成婚料をとっていないケースもあり、最初の入会金を高額に設定していることが多いです。
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初期費用と成婚料のウェイトの置き方
初期費用を高額にすると、会員様の婚活への士気があがりやすくなるとも言われている一方で、サービスへの期待も高くなります。
開業したばかりで会員数が少ないうちは、成婚料にウェイトをおいて、ひとつひとつ丁寧に対応していくほうが自身のモチベーションを保ちやすいといえます。
また、集客することを目的に、入会料・成婚料を無料にするという考え方もありますが、それもまた、自身のやる気を維持することが難しくなってしまいます。
経験値が低くとも、きちんと料金設定は行い、それに対するサービスの対価を上げていくことが、理想的だといえます。
まとめ
結婚相談所で稼ぐことは可能です。
やはり会員の増加、活動の活性化が収益アップにつながるといえます。まずは、結婚相談所連盟を上手に活用し、会員様一人一人に丁寧に向き合っていきましょう。そうすると、おのずと会員様から紹介いただけることなども出てくるでしょう。
開業を悩まれている方は、是非ご参考になさってください。