そもそも恋愛ってナンでしょか?
かの文豪たちは、次のような言葉を残している。
恋愛は、人を強くすると同時に弱くする(仏・ボナール)
恋に対する治療法は、よりいっそう愛すること以外にない。(米・ソロー)
恋愛感情のなかには、いつも若干の狂気が潜んでいる。(独・ニーチェ)
恋愛とは何か。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。(日・太宰治)
いずれも「なるほど」と納得、共感できる。古くから、各国の恋愛文学が海を超えて受け容れられてきたことからも、根源的な恋愛感情は古今東西さほど違いがないのだろう。
ただ、恋愛と性、そして結婚との関係性は、やはり時代背景や地域性、文化、民族、宗教、そして経済などとの関係によって、大なり小なり違いがあるのも現実だ。
たとえば日本だけをとっても、平安時代〜現在までには、時代によって(そして少なからず大人の事情により)、恋愛の概念や三者の関係性が、何度も塗り替えられてきた。
ロマンチック・ラブ・イデオロギーに基づく「恋愛、性、結婚の三位一体化」が存在したのも、現実には高度経済成長期から70年代後半ぐらいまでの、ごく短い期間のみ。以後、80年代になると「必ずしも、性と結婚はイコールでなくていい」「もっと奔放に、恋愛やセックスしてもいいんだ」となり、恋愛の自由化と「性と結婚の分離」が進んでいった。誰もが自由な恋に胸躍らせた、恋愛至上主義、バブルの時代だ。
なぜ80年代〜90年代前半にかけて、性と結婚の分離が進んだのか。
よく言われるのは、バブルの好景気と欧米、特にアメリカによる影響である。
都会で暮らすファッションモデルの女子大生を主人公にした、田中康夫氏による小説「なんとなく、クリスタル」(河出書房新社)の出版は、81年。この頃から、若者の間では女性誌「JJ」がたびたび取り上げたハマトラ、ニュートラファッションや、DCブランド、サーフィンブーム、デートマニュアル「ホットドッグ・プレス」(講談社)も好んだディスコブームなど、欧米の影響をもろに受けたと思しき流行が、次々と起こった。
留学や海外旅行ブームも顕著だ。それまで年間1万5千人前後で推移していた留学者数は、バブル期の88年に約1万8千人、89年には約2万3千人と飛躍的に増え、93年には5万人以上まで到達した(13年/文部科学省)
また海外旅行客数も、バブル期の90年に初の年間1000万人を突破。海外が若者にとっても、憧れではなく「当たり前」のこととなり、西洋がより身近な存在になったのだ(総務省)
ハリウッド映画の影響も大きかったろう。80〜90年代前半にかけて日本でヒットした映画にも、恋愛を扱うものが多かった。たとえば、「愛と青春の旅立ち」(82年)や「トップガン」(86年)、「恋人たちの予感」(89年)、「ゴースト/ニューヨークの幻」(90年)など。当時「あんなふうに、オシャレで自由な恋愛がしたい」と憧れた若者は多かったはず。のちに「拝金主義」とも言われた日本の恋愛トレンディドラマも、少なからず欧米の自由な性や自由恋愛の影響を受けていた。
もっとも、70年代までのように「性と結婚」つまり「セックスしたら、女性の将来にも責任を持つべき」とまではならずとも、当時はまだ「性と恋愛」の部分は、それなりに結びついていた。
だが、いまの20代は違う。その象徴が、恋愛感情抜きでセックスできる「セフレ」。
「an・an」の調査(11年)でも、セックスするだけのパートナー、いわゆるセフレがいると答えた女性は14%と7人に1人。今回の調査でも、いわゆる性風俗や金銭授受が発生するサービスは除き「恋愛感情が伴わない異性と、セックスしたことがある」と答えた独身男女が41%、実に4割を超えた。
もちろん、酔った勢いなどで一夜限りのセックスをした男女も含まれてはいるだろう。「体の相性だけはいいから」「気持ちが入らないほうがラクだから」と話し、気が向いたとき、同じ異性とカジュアル感覚でセックスする若者が何人もいたのだ
ショパン・マリアージュ(釧路市の結婚相談所)
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